[ロンドン ロイター]
金曜日、小さなクジラがテムズ川を遡上してロンドン市内に現れ、多くの市民が見物に駆けつけて交通渋滞を引き起こした。 クジラはチェルシー橋付近の浅瀬に迷い込んだため、3人が川に入って水面を打ち、こちらへ来ないようにエスコートした。クジラが浅瀬から離れていったときには、拍手喝采が起こった。 しかしその直後にも再度浅瀬に乗り上げそうになり、今度はもっとたくさんの人々が川に入って誘導した。 動物愛護チャリティー団体の科学顧問、レイラ・サドラーさんは「ボートの通行が増加して、クジラを傷つけることにならないか心配です。クジラは方向感覚を完全に失った状態ですから」とロイターにコメント。 サドラーさんによると、クジラを海へ戻そうと懸命の努力が続けられ、浅瀬に乗り上げた場合も考えて専門家も救出作戦に参加しているという。 「とても心配です。午後11時半には干潮がピークになりますから」 英国海洋生物救助ダイバーチームも待機しており、市民に面白がって見物に来ないようにと訴えている。 警察とメディアのボートがクジラの周りを注意深く走行して追跡を行い、テレビ局はライブ映像を届けた。 目撃者の話では、クジラの体長は5~8メートルくらいで、中には血を流していたと語る人もいる。 深い海を泳ぐクジラが、こんな浅い川にやって来た理由ついて、専門家達の意見は様々なようだ。 クジラ保護財団『シーウォッチ』のピーター・エヴァンズ氏は「クジラは深度3,000メートルまで潜り、1時間は浮上しないで泳ぐことができます。浅瀬に上がってくるのは病気の時だけですが、自殺行為です」と説明する。 「イルカの群れが河口付近で目撃される例が、ここ5年間で急激に増えてきています。魚が増えたということは、川が以前よりもきれいになったということです」と、エヴァンズ氏は言う。 ロンドン動物学協会の調査によると、2004年7月から2005年6月までの間にテムズ川河口付近で確認された動物は197種で、目撃例は103件あるという。 このニュースの続編はこちらとこちらで。 記事掲載サイト:Excite 世界びっくりニュース
by londonderby
| 2006-01-22 01:30
| ★In UK
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